らでぃっしゅぼーや バリューチェーン
■バリューチェーンとは?
らでぃっしゅぼーやは、
バリューチェーンを採用している企業です。
バリューチェーンとは、アメリカの経営学者、
マイケル・E・Pが提唱したビジネス概念です。
企業の活動がその都度、付加価値(バリュー)を生み出し、
最終的には高い価値のあるものを生み出すという考え方です。
その結果、購入者に大きな価値がもたらされることをめざしています。
この手法は、多くの企業で採用されていますが、
企業によって重点を置く事柄が違いますし、
どこにどのくらいの付加価値を付けていくかが違います。
らでぃっしゅぼーやは、
その手法の中でもSPA方式を使っています。
■SPA方式
SPA方式は、企画から生産、流通、販売までの流れを、
一括して管理していく方式です。
野菜果物など農作物の場合は生産者のところまで、
加工食品の場合はメーカーまで直接足を運んで、
自分の目でチェックした商品を取り扱います。
取り扱う商品は、らでぃっしゅぼーやが独自に決めた、
厳しい安全基準のもとで生産・管理されて、
販売や配達方法も独自の方法を採用しています。
■SPA方式の長短
このSPA方式は、配達ルートが確立されるため、
いつも新鮮な商品を消費者に届けられるというメリットがあります。
それだけでなく、毎回商品の販売数があらかじめ分かるので、
在庫が余る心配がなく、生産者側にもメリットがあります。
このような管理体制を維持し続けていくことにより、
常に安定した価格で高品質な野菜を供給できるのですね。
その一方で、デメリットもあります。
生産から配達までの一連の流れがすべて一括管理となるので、
現場で働く人は高いスキルが要求されるます。
生産者側(農家)ももちろん、常に高品質な野菜を供給する必要があるので、
生産自体が立ちいかなくなるという危険性もあります。
らでぃっしゅぼーやでは、それらの一括管理を、
しっかりできる優秀な人材を育成して会社経営を行っているのです。
このような経営方針は、1988年の創業以来、
利用者が増え続けているのですから、成功を収めているということですね。