野菜宅配 一人分
健康ブームや食の安全の問題などもあり、
無農薬の野菜や無添加の食品が注目を集めています。
そういった食品は、シニアや子供、主婦だけでなく、
若い人たちにも人気があるようです。
最近は経済的理由もあるとは思いますが、
独身男女で一人暮らしで自炊をするのは珍しいことではありません。
毎日自分でお弁当を作って出社する「弁当男子」と、
言われる男性もいてなかなか美味しそうで、
食にへのこだわりや関心が高まっている感じがします。
そのため、野菜宅配業者を利用している人も増えています。
仕事で遅くなった時も、野菜宅配を利用していれば、
帰りにスーパーやコンビニに寄る手間が省けます。
しかし、野菜宅配のほとんどは野菜がセットになっていて、
一番少ない量でも2人家族が対象となっているところばかりです。
そこで、一人分の量を届けてくれる野菜宅配業者をご紹介します。
■ソラゴチ
厚生省が推奨する野菜の理想摂取量や日本人の平均的な野菜摂取量をもとに、
一人分の自炊セットが4種類あって自由に選ぶことができます。
2週間に1度の配達なので、食材を余らせる心配もありません。
野菜だけでなく、お米をセットに追加することもできます。
写真は、野菜約8品目の「ベーシック野菜SS」、
一番少ない野菜のセットで、料金は1,575円。
これに卵や果物を追加すると1,700円以内でOKです。
低価格でボリュームがあっておいしいことが魅力です。
専用配送車の配達区域内であれば、送料が無料になるのでかなり経済的です。
岡山北部の農家から新鮮な野菜を配達してくれます。
果物・野菜が約9品目入っていて料金は1,680円。
1回だけや隔週の注文ができるので、食材が使いきれないということはないでしょう。
ローソンとヤフージャパンが合併事業として始めた野菜宅配サービスで、
ライフスタイルに合わせた15品目の食材のセット8種類の中からひとつを選ぶシステム。
食材のセットの内容は自由に入れ替えることができるので、
一人分の食材のチョイスも可能です。
1都7県なら送料が無料で、配達日の指定や、隔週で注文することもできます。
>>野菜宅配お試しサービス比較はこちら
在来種野菜宅配
■固定種と在来種
昔から自然界の中で生息している植物を「固定種」「在来種」と呼びます。
「固定種」は、人工的に交配をすることなく、
種を取ってそれを撒いて育てるということを、
代々長い年月をかけて行われてできた植物です。
人工的に交配して作られた野菜に比べ、
見た目が悪い、小さいこともありますが、
独特のうまみがあるものが多いようです。
「固定種」のなかでも特にその土地の風土に合わせて、
土着した植物を「在来種」といいます。
日本に生育している在来種野菜で有名なのは京野菜で、
京うど、桂うり、聖護院かぶ、くわい、賀茂なすなど、41種類もありましたが、
そのうち現存しているものは35種類となっています。
在来種の野菜は、古くから栽培されているため、
あまり化学肥料を使わずに栽培されてきました。
■在来種人気の理由
それが近年の食の安全志向と一致して、
在来種野菜の人気が高まってきています。
また、現在市場に出ている野菜のほとんどが、
生育のスピードや見た目を重視して交配をしたため、
野菜本来のうまみがなくなっているのに比べ、
在来種野菜は味や香り、旨みが強いという長所もあって、
レストランの食材としても使われています。
ところが、産地が限定されているため、
スーパーマーケットなどの店頭には滅多に並ぶことがありません。
■手に入れる方法は?
そこで、在来種野菜宅配サービスが登場しています。
在来種野菜宅配サービスは、自分で作って発送してくれる個人の農家から、
野菜以外の食品も宅配してくれる大きな企業まで、たくさんあります。
らでぃっしゅぼーやは有機野菜や無添加の食品を扱っている、老舗の食品宅配企業で、
在来種野菜宅配専用の「いと愛づらし野菜セット」というものがあります。
契約をすると、島ラッキョウやみょうがたけ、生ニンニク、亀戸大根、はま菜、
などのなかから毎週3~4種類の野菜を届けてくれます。
この「いと愛づらし野菜セット」は、
売上の1パーセントを伝統野菜の種を守る会に毎年寄付しているため、
日本古来の野菜の種や品種を保護する運動にも貢献しています。